日本リメディアル教育学会会員各位

「日本学術会議第25期新規会員任命に関する緊急声明」の発出を行いましたので、お知らせいたします。

すでに報道で存知の通り 10 月 1 日、日本学術会議で推薦された新会員 105 名(会員総数の半数)のうち 6 名が菅首相によって任命が見送られました。日本学術会議が創設されて以来、初めての出来事です。

この問題は①首相の任命権の濫用であり②「国立アカデミー」の会員メンバーを学問の評価能力のない首相が選別するという学問の冒涜行為であり、③科学者コミュニティの総意を代表する日本学術会議の独立性を否定する学問の自由の侵害であって、決して許される行為ではありません。

日本学術会議法の「推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」という条文と「独立して」という条文に即して、これまでの国会での首相答弁も内閣法制局の見解も、同法の任命権裁量権(拒否権)はないと言明されてきました。今回の菅首相による 6 人の任命見送りは、その違法性を顧みず学問の政治統制をはかったものであり、学問の自由の著しい侵害と言わなければなりません。
日本学術会議は、10 月 1 日の総会において①任命されない理由の説明と②6 名の速やかな任命の要求の2項目の「要望書」を決議し、3 日に幹事会で決定して菅首相に提出しました。

そこで、本学会の理事会では、総意としてこの日本学術会議の「要望書」を支持する声明をいたしました。
今後、他学会とも連携を取り、この事態へ対処してまいりたいと考えております。
引き続き、会員の皆様のご協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

2020年10月13日
日本リメディアル教育学会 会長 谷川 裕稔